カーディフAXを買おうか悩んでいる迷える子羊たちよ、其方に役立つ情報を授けよう(前置き)
この記事は、運良く21カーディフAX S66ULを入手できた筆者がロッドを手にして気づいたことをタックルインプレッション(インプレ)として良いところも気になるところもあわせてまとめています。
他WEBサイトではあまり得られなかった情報も掲載しているので、カーディフAXの購入を検討している人に役立つと思います。
はじめに知っておきたいこと
もしあなたが21 カーディフ AX を購入したいと考えているのなら、はじめにお伝えしたいことがあります。
それは、見つけたらすぐに買ったほうがいいということです。
ためしに Amazon や 楽天などで「21 カーディフAX S66UL」を検索してみてください。売られていなかったのではないでしょうか。
私もこのロッドを手にするまで苦労しました。。。
どこにも売ってない
このロッド、2023年3月時点でどこにも売ってません。
地元の釣具屋にも全く置いてありません。
このロッドを買うために色々な通販サイトを巡回したのですが、手にするまで結局3ヶ月はかかってしまいました。
すぐに売り切れる
まれに楽天ショップで売りに出されますが、1週間程度で売り切れているようです。わたしが運良く購入したショップでは、売りに出されてから3日で売り切れていました。
また、某中古通販サイトでも一瞬売られていましたが今は売り切れです。
我らが王様の潮来釣具センターでは2月頃売りに出されており「あー、潮来釣具センターでは結構長い間売られているなー在庫多いのかなーさすがー」などと思ったものですが、いまはもうすっかり予約待ちでございます。
人気がないのではなく、人気すぎる or 生産数が少ないのだと思います。
ネットじゃわからない細部の仕立て
それではいよいよ、良いところ・気になるところのおはなしです。
シマノさんのサイトはあっさりしていて細部がわかりにくいところがありますよね。
ロッドは撮影したり空振りしたり撫でたりするものですから、購入前に細部を知りたい人も多いと思います。
そこで、このロッドのいいところも、気になるところもまとめて写真付きでご紹介します。
良いところ
- 案外写真映えするグリップまわりとガイド
カーディフAXのグリップまわりには「スリムエアシートCI4+」が使われており天然木風のプリントがされているのですが、これが「なんだか濃い豹柄のようで安っぽい」というのが正直な感想でした。
ガイドもフットが一本でなんじゃこりゃと思っておりました。
しかし実際に写真を撮ってみるとこれはこれでなかなか良い風合いがあり、撮り方とカメラアプリ次第では写真映えすると思いました。
(あ、意外といいかもと思った写真たち)
- ハイパワーX
完全に主観ですがシマノのハイパワーXがかっこよすぎて大好きです。そして、このロッドにはハイパワーXが採用されています。つまりサイコーな外観のブランクです!
先端にまで巻かれたハイパワーXを見るだけで幸せな気分になる人も多いはず
xxxxxx素敵!xxxxxx
- みんな大好き印籠継ぎ
シマノさん す すげぇや印籠継ぎでねぇか
つなぐとこんな感じ
カッチョイー!!!良い竿を使っている気になるー!
気になるところ
- 微妙なリールシート
写真映えしそうとは言ったものの、よく見ると木目調のカバーをリールシートにポン付けしているだけのようで良い作りとは思えません。
さらに、個体差かもしれませんがグリップとリールシートの間に隙間がありました。
ご覧のように4ポンドのラインが先っぽだけ入ってしまう隙間があります。流石に貫通はしていないようですが。リールシートの木目調部分もなんだか浮いているように見えますよね。
- 隙間が気になるフロントグリップ
レアニウムci4+ c2000を取り付けてみたところ、リールシートとフロントグリップの間に気になる隙間ができてしまいました。他のリールでも試しましたが同様でした。
赤線の間が隙間です。写真上はそれほどでもないように見えますが、実物だとそこそこ気になります。隙間はどうしてもできてしまうものとはいえ、もう少しピッタリはまってほしかった。
ちなみに、23ディアルーナと22ステラの組み合わせではこんな感じでフィットします。このレベルにおさまってほしかったなあ
- これまで手にしたロッドケース史上、もっともペラペラのロッドケース
ロッドケースがペラペラです。今まで手にしたロッドケース中で最ペラです。無いよりはマシなレベルなんでしょうか。
とはいえ、ロッドケースの品質をおさえた分、安価になったのだと思えば悪くはありません。
ロッドの調子とバランス
ロッドの調子とバランスです。ネットを見ても全く情報が得られなかったので人柱になりました。
ロッドの調子は胴調子
以下画像はロッドに荷重をかけた曲がりの比較です。ティップの真下にオモリを下げています。
ベリーからバットにかけて曲がっているのがわかりますね。胴調子というやつでしょうか。
ちなみに450gという数字は4lbの約1/4の強度です。しっかり曲がっているのがわかりますねー。ドラグはこれくらいのセッティングからスタートすると良いと思います。
【追記】
ラインの強度の1/4だとアワセたときにラインが出すぎてしまいました。よってドラグはラインの強度の1/3が目安となります。
ロッドバランスは前寄り
自重が165g のレアニウムci4+ c2000HGSを取り付けたときの重心です。
重心はやや前よりですね。
(しかしリールシートとフロントグリップの隙間気になるわー)
実際に使ってみて感じたこと
白馬八方ニレ池フィッシングセンターで使ってみました。
おおまかな使用感は以下のとおりです。
・5gのスプーンがめちゃくちゃ飛ぶ!ロングキャストが楽しい!
・胴調子なので遠くでヒットした場合はしっかりアワセる必要あり
・よく曲がりバレにくい。楽しい!
【追記】
鹿島槍ガーデンのおすすめタックルとして使用感を取り上げました
さいごに
21 カーディフAX S66UL を手にしてわかったことをまとめてみました。
気になるところはあるものの、それ以上に素敵な部分が多くあり、更に使って楽しいロッドということで、人気である理由がわかった気がします。
総じて満足感が高く、次の1本もカーディフAXがほしいと思わせるようなロッドでした。
この記事があなたのロッド選びの参考になれば幸いです。