アブガルシア レボSPビースト 2000SH を鹿島槍ガーデンと渓流釣りで使用しました。
このリールの魅力と特徴を前段の購入インプレでお伝えしていましたが、実釣ではどうでしょうか。
<購入インプレはこちら>
率直に記載していきたいと思います。
◎ 巻き上げパワーと耐久力に安心感あり
鹿島槍ガーデンの魚はデカい。そんなデカマスをかけてもリーリングだけで寄せられるパワーを感じます。
一昔前のこと、某軽量リールで鹿島槍のデカマスとファイトしていたらゴリ感が酷くなった!と訴えた友人がいました。しかし、このリールにそんな心配は無用といった安心感があります。
60cmはあったニジマス。こんなのもあがります。
魚がかかった時の巻きが重い!とお悩みの方は検討の余地ありですね。
○ 巻きごこちはそこそこ
実釣でもヌルヌル巻けて結構いいぞ!
スプーンなんかは一定の速度で気持ちよく巻けます。
しかし、軽い巻きごこちとはいえません。巻き感度は軽量を売りにしたリールに負けます。
ー 良くも悪くもクイックなドラグ
レボSPビーストのドラグは、少し回しただけで締め付けが結構変わります。別メーカーでいうところのラピッドファイアドラグのようなものでしょうか。一気にドラグ力を変えたい人には向いていますし、繊細なドラグ調整を求める方には向いていないですね。
さすがに1〜2つカチカチとドラグを回した程度で大きく変わりはしませんが、半回転させると結構な違いを感じるので注意が必要です。
で、これを調整できそうなソリューションとして2WAY DRAGなるものが用意されているわけですが、、、
出展:ピュアフィッシングジャパン
こいつの設定方法が説明書に見当たらず全然わからんちん!分解しても結局分からないし小さいネジは飛んで暫く見つからなかったしで挫折です。みんなどうやってるの、、、
△ ストッパーのアソビが気になるシーンがある
購入インプレでストッパーに遊びがあるといいました。この遊びは多くの場面で気になりませんでした。
しかし、唯一気になったシーンが渓流でミノーを連続トゥイッチングしている時です。トゥイッチングではロッドを細かく動かすためハンドルも少しばたつき動きます。この少しの動作がわずかな逆回転となり手元に伝わるため気持ち悪く感じました。
× オートリターンが硬い
※このセクションはオートリターンでベールかえす人に向けられています。ベールを手でかえす人にはあまり関係がないと思うのでスキップしてください。
硬い硬いとお伝えしていたオートリターンは、実釣では使い物になりませんでした。
しっかり勢いをつけてハンドルを回さないとベールかえらないため、中途半端な力でハンドルを回すとベールがかえらずリーリングが止まります。
着水と同時にアクションをさせたい場面でこうなってしまうとイメージどおりルアーを泳がせませんし、テンポも損なわれます。手返し良く攻めたい渓流でこれはいただけません。
番外編
実釣の中で気づいた小さなこと
・ラインクリップがとても使いやすい!
・雑に扱っているとライン落ちする。しかしスプールのスカートでキャッチしてくれる。
最後に
実釣においても尖った印象を与えるリールでした。
自分の釣りの傾向とリールの特徴がうまいこと噛み合えば良いリールです。
モノを手にしないとイメージが難しいので、レボSPビーストの購入を検討されている方は、実物をしっかり確認しましょう!